2010年4月16日金曜日

17日 僕は、どうなって行くのでしょうか?



僕は、どうなって行くんでしょうか?私は鸚鵡返しに尋ねました。W先生は暫くして”検査の結果を待たねば言えませんが、恐らく手術でしょう。放置しておく訳にはいきません”
頭の中の思考は、もうバラバラで、まるで日本列島がチリチリに分裂したような感じです。どうにも纏まりません。此の弾けたジクソーパズルの中で、次に尋ねたのが余命でした。”本当の事を言って下さい。取り乱したりはしませんから、恥を残して、迷惑をかけたまま死んで行きたくは無いものですから。私もですネ、整理しておける物は整理しておかなければなりませんから。”多分此の様な話だったと思います。癌の程度も定まらない段階では、答えようも無いのですが、先生からは”手術の場合の5年生存率は・・・” と説明を貰ったのです。が、この後の記憶は陥没しています。5年と聞いただけで、早くも頭脳は処理能力の限界に達したのでしょう。
避けたい毒杯を父に願ったゲッセマネの園に、いつしか私も来ているのかも知れません。
取り敢えず仕事の整理にかかり始めました。18日の事です。
身内には既に癌と知れていますが、親戚とかには知らせない事としました。いずれ判るでしょう。

治療記録【桃色吐息】
http://sites.google.com/site/zenritsusenoyajinotameiki

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