2010年5月18日火曜日

病気と食べ物 病色 肝腎腰[かんじんかなめ]の意味



安岡正篤さんが(著書、暁鐘か、朝の論語か)で、【顔が黄色いとか手の平が黄色いなら膵臓や脾臓が悪い。その様な時は黄色の食べ物(大豆とか)を摂取するが良い。膵臓は甘い物を好むので、糖尿病に十分気をつけなければならない。膵臓や脾臓を病むと、腎臓や膀胱に害を及ぼす。】とあります。漢方医学の本筋で、五行思想というものらしい。興味のある人は勉強して下さい。
私はリコピンだ、タウリンだとかはとても覚えられそうにありませんが、色で覚えると随分簡単便利なのでご紹介します。これは、病気になると患部の内臓の色が顔や皮膚など表に現れてきますので、その同じ色の食べ物を食べれば良いと言う古典的な知恵です。

        内臓     色    .嗜好    意味 
肝臓     胆嚢    緑(青)    酸         魂
心臓      小腸    赤          苦         神
膵臓(脾臓)胃     黄         甘         智(膵臓はINA流で追加しました) 
肺         大腸    白          辛         聡
腎臓      膀胱    黒          塩         志 

有名な腎虚などになりますと、白髪が増えて頻尿をきたします。前立腺癌は腎臓の弱りから来るとされ、その原因は塩の過分な摂取と言います。食品で良いのは黒豆、黒ゴマ、ウナギとか黒いものになります。五行説によりますと、 膵臓や胃が腎臓を悪くして前立腺に及ぼし、更に腎臓が心臓や小腸に害を与えるとあります。また肝臓はその字の如く魂を意味しており、腎臓は志を意味します。普通は肝心要と漢字をつかいますが。
腰は、腰抜け、とか腰が定まると言う言葉通り立つ意味から、【我十五にして学に志し、三十にして立つ 】論語そのものであります。若しくは塩と酢と言う食品の保存には無くてはならない重要な意味合いからかも知れません。怒れば顔が赤くなり心臓に悪いとか言うのも何と無く納得。
   

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