2010年5月9日日曜日

手術の説明1 根治的恥骨後式前立腺摘除術Prostate,Radical Retropubic Prostatectomy について 

Prostate,Radical Retropubic Prostatectomy(根治的恥骨後式前立腺摘除術)と、何か難しそうな名前の手術で、要は根治目的で開腹して前立腺を摘出するのです。開腹式です。会陰式と言うのは肛門と陰茎の間を切開して前立腺を取り出す方式ですが、リンパ節取り出しに開腹するので2度手間にもなり、想像しただけで気が滅入りそうです。
取り出すのは精嚢、閉鎖リンパ節及び前立腺と勃起神経(私の場合は右神経温存左神経移植)となります。順行式手術です。

詳細図はIna_ProstateArt(参考図書) にあります。




前立腺の場所です。恥骨の奥に位置しています。恥骨が大きい場合は恥骨を削って手を入れるそうです。
開口幅も8Cm程ですから、無影灯でもなかなか見難いので頭を近づけて、時間をかけて、丁寧に処置するのです。






前立腺癌の好発部位で外側の場所をペリフエラルゾーンと言います。私も此処に癌がありました。







勃起神経の解説図です。私の場合は左側の神経を前立腺と一緒に切除しましたから、足の神経を移植しました。右側は温存です。








リンパ節の削除です。
閉鎖リンパ節左右とも削除しました。
取り出しても免疫力低下とかには然程影響はないそうです。














青色の部分を切り取るのです。
全部とります。




神経の詳細図です。




手術で精管も取り除きましたので射精は出来ません。




前立腺に手の入れる方向ですが、私の場合は順行式で上側から取り出しました。



以上の絵は【桃色吐息】と重畳しますが、参考にしてください。











一般公開講座で使用されました。キャンサーリサーチの作成した解説書です。
参考にしてください。大変わかり易く作成されています。
手術解説PDF

記録【桃色吐息】

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